蓄尿バッグ回路で
尿うっ滞,膀胱圧迫の苦痛を味わわないように!
高低差があり
採尿チューブが
蓄尿バッグより低く
垂れ下がり、
尿が貯まってしまっている状態
このサイトの趣旨
本サイトは、実際の日常の使用環境下における採尿キット(導尿するためのバルーンカテーテル・採尿チューブと完全密閉式蓄尿バッグからなる回路:以下「蓄尿バッグ回路」と記載)の使用者に及ぼす苦痛とつらい不便な不都合な事実を皆様に知ってもらうとともに、その不都合を解消するための具体的な対応方法を提案するために用意致しました。
実際の現状:脊椎損傷の方自身からの報告
私は、19歳の時に、交通事故で、助手席に乗っていて、40メートル位投げ出され、受傷しました。受傷歴21年の頸椎損傷(C4,5)です。四肢麻痺なので椅子から立ったり座ったりは、 無理な状態です。
留置カテーテルでの貯留、膀胱残尿感や逆流による尿路感染や腎盂腎炎など、色々な蓄尿 バッグを使っても解決がなかなか難しいです。日々の悩みです。 膀胱貯留するといつも膀胱がぱんぱんに溜まり1000ccくらい尿が溜まり、排尿切迫感が 週に何度かあります。
蓄尿バッグを使っていて困ることは、尿が停滞する事で膀胱貯留し、尿路感染から腎盂腎 炎となり敗血症になってしまう事です。年2回くらいなるのをどうにかして防ぎたいで す。
あと、膀胱貯留や停滞をすると自律神経過反射と言って、医学的な緊急事態と考えられる 命に関わる可能性のある状態です。主に、T5から上のレベルの脊髄損傷の人に起こりま す。
発作性高血圧や殴られたような頭痛、発汗などの症状が出てかなり辛いです。
普段昇 圧剤を飲んでても血圧が90/40ぐらいが平均ですが、カテーテル閉塞や貯留をした時酷い 時は200/140位の高血圧にとんでもなく上がってしまいとても苦痛です。
ドクターでも自律神経過反射の事を理解してる者は少なく、訪問看護師でさえあまり認知 されてません。 めちゃくちゃ辛いです。尿意があり、なのに出せない状況で拷問のような気持ちです。
毎日穏やかに過ごしたいです。受傷して21年目ですが便と尿の悩みは永遠のテーマですね。 仲間が集まれば必ずこの話になります。 多少皆が困っている事は違っていても、原点は同じです。
(2023/04/07 北道道芽室町の麻衣さんから許可を頂き、掲載させて頂きました)
「きっかけ」
私が、このような提案をしようと思ったきっかけは、2020年に、心臓の手術を受けた後、採尿キット(蓄尿バッグ回路)のお世話になった時の
思いもしなかった「体験」でした。
術後、 抜去されるまでの数日間、膀胱留置カテーテル(フォリーカテーテル)から蓄尿バッグに接続されました。
ところが、手術終了後の当日から、採尿チューブに尿が途中で貯まったまま流れず(尿塞栓)、尿閉(膀胱から尿が出ない)状態となり苦しみを味わいました。何度か尿をバッグに送り出すこと(ミルキング)をしては、蓄尿バッグまで流し、また次の尿塞栓をバッグまで流す繰り返しで、膀胱を楽にするために苦闘しました。一人の看護師さんは、回路全体をチェックしてくれて異常が無いことを確認してくれましたが、それでも同様だったので、新しい蓄尿バッグ回路に取り替えてくれました。
し かし、寝てしばらくすると膀胱圧迫でつらくなり、目が覚め、起きてはその操作の繰り返しで、大袈裟かもしれませんが、苦痛で賽の河原状態の生き地獄を味わいました。
看護師さんは他の患者の看護で忙しく、自分でミルキングを何度も何度もするしかありませんでした。
この繰り返す尿閉状態に対する現場の看護師さんの認識と対応は、その経験年数などにより、全く異なり、丁寧に回路をすべてチェックしてくれ、さらには回路を取り替えてくれた看護師さんが居るかと思えば、自分で勝手にチューブをイジらないでと注意のみで終わる看護師さんと様々でした。
【より詳細な闘病記は、ここをクリック】
「改善のアイデア」
私が実際に入院した患者としての体験で実地臨床の観点から言うと、現在の製品であっても、持続流出出来る条件を整えさえすれば、尿もうっ滞せずに持続的に流出する機能を発揮します。しかし、医療現場や介護現場での実際の使用環境を前提に考えると、フォリーカテーテル・蓄尿バッグをセット(蓄尿バッグ回路)で使用する際には、改善して、より適正で安全な製品を患者に、医療に、提供すべきではないかと考えています。
実質的な改善のポイントについては、前回の回路全体の特許に引き続き、バッグ単体の特許を取得しました。
従来製品と前特許モデルとを比較デモした動画を提示しますので、下記の説明をご覧の上、ご視聴ください。
実際に使用される条件、臨床ループモデル条件下(上図参照:第1高低差と第2高低差がある)では、
従来の閉鎖式蓄尿バッグは、第一高低差のピークを越えて流れ出しても、サイフォン化されず第2高低差で止まりそれ以上流れないで、尿閉状態となる。
一方、持続流出システム回路では、一度第一高低差を乗り越えるとサイフォン化し、その後も流出元の水位が回路のピークよりも下がっても、サイフォンの原理でサイフォン化し、持続的に完全に流出する。
従来の閉鎖式蓄尿バッグと改良を加えた物との比較デモ動画
「改善のアイデア」続き
実際の使用条件を反映した臨床ループモデル条件下で、自社の該当製品を検証して見てください。
臨床ループモデル条件およびうっ滞しないで持続流出し、完全排出出来る原理と具体的方法は2つの国内特許内に記載してあります。
本件に、ご興味、ご関心をお持ちの方は、下記まで御連絡ください。
品質管理システム推進の会 主宰 福井和彦
〒329-3152
栃木県那須塩原市島方666−7
和真認知楽習塾
☎ 050-1244-2823
メールアドレス
[email protected]
ご連絡頂けましたら、Zoomで、面談、相談させて頂きます。
採尿キット(閉鎖式蓄尿バッグ)製造メーカーへの改良依頼のため
膀胱留置カテーテルに接続して使われる従来の閉鎖式蓄尿バッグでは、次のような問題があります。
問題点:
1)尿の流れが止まる:
通常の使用状況(例えば、ベッドに寝ている状態や車椅子に座っている状態)では、尿が途中で止まってしまい、すぐに続けて流れ出ません。これは、蓄尿バッグの構造によるものです。
2)完全に排尿されない:
おしっこが膀胱に溜まったままになると、膀胱に負担がかかり、すっきりと排尿できません。これにより、不快感や尿路感染症のリスクが高まります。
3)手指の尿汚染:
従来の蓄尿バックでは貯まった尿を廃棄(捨てる)ためには、バッグの一番底に取り付けられたコックを操作して、開閉して尿を廃棄する必要があります。構造上廃棄する際に雫が垂れたり、作業中の尿による手指汚染、すなわち逆行性感染の要因になりかねません。
解決策:
私たちは、この問題を解決するために、新しい「持続流出システム回路」と「構造上尿汚染の起こらないクリーンな蓄尿バッグ」を提案しています。この新しい蓄尿バッグは、膀胱におしっこが溜まっても、しっかりと流れ続け、完全に排尿されるように設計されています。また、これまでに比して尿廃棄が格段に簡便に、清潔操作出可能です。
お願い:
私たちの目標は、この新しいシステムを多くの人に知ってもらい、実現させることです。
そのために、皆さんの署名と応援が必要です。
この署名活動を通じて、製品の改良を求める声を医療器具製造会社に届け、より良い医療を提供でき、利用者の皆さんのQOLが改善されますことを願っています。