蓄尿バッグ製造販売企業様へ
既存の閉鎖式蓄尿バッグの実際の使用条件、環境(実地臨床環境)では、どうしても、フォーリーカテーテル自体及び採尿カテーテルが膀胱、外尿道口よりも高くなってしまう第一高低差が生じてしまいます。男女ともに、ズボンの前から出そうが後ろから出そうがベルトの上から出すしかなく、また、バッグは膀胱よりも下にしても、採尿チューブはある程度長さに余裕がないと不便であり、どうしてもたるみ蓄尿バッグよりも低くなってしまう現状があります。膀胱留置カテーテルの設置に関する看護マニュアルにもそうなるように図示されております。
実際の看護マニュアルなどの説明
[左図]臥位尿道からフォーリーカテーテルの固定の仕方
[右図]ベッドに臥床している際の蓄尿バッグと採尿カテーテルの位置関係
参照:
膀胱留置カテーテル中の蓄尿バッグは、 膀胱より高く上げてはいけないのはなぜ?
https://www.kango-roo.com/learning/2536/
日常生活での実際の採用チューブの
位置と尿のうっ滞状態
女性にしろ、男性にしろ外尿道口から出た後大腿部、あるいは下腹部へ一段高くなる第1の高低差がある。
そして、ベッドから垂れ下がったりして低くなったり、その後ベッドの柵を乗り越えるため、あるいは、一度ベッドや車椅子の下に垂れ下がり、さらに蓄尿バッグの流入口までの高低差が生じる第2高低差も生じる。